奈良県内の高齢女性から現金をだまし取ったとして、警察は23日までに、台湾出身で住所不定、漁業を営む楊秉豊(ヤン・ビンフォン)容疑者(28)を詐欺の疑いで再逮捕しました。
楊容疑者は今年1月、共犯者らと警察官や検察官になりすまして奈良県内の女性(78)に電話をかけ、「紙幣調査のために現金を用意してほしい」などと嘘を伝えた疑いが持たれています。その後、女性が自宅の郵便受けの下に置いた現金200万円入りの封筒を、特殊詐欺グループの「受け子」として回収し、だまし取ったとみられています。
楊容疑者は余罪も指摘されており、先月9日には宇都宮市の男性(75)から約5000万円相当の金を購入させてだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いで逮捕。さらに今月2日にも、滋賀県の女性(88)から現金120万円をだまし取った疑いで再逮捕されていました。
調べに対し、楊容疑者は一連の事件について「覚えていない」と容疑を否認しています。警察は、押収したスマートフォンの解析などを進め、指示役を含めたグループの実態解明を急いでいます。



