3年前に大阪府大阪市生野区の病院に乗用車で突っ込み、女性2人を死亡させたとして過失運転致死の罪に問われていた裁判で、大阪地裁は21日、被告の男に実刑判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、韓国籍の呉昌樹被告(74)です。起訴状などによりますと、呉被告は3年前、大阪府大阪市生野区にある病院の建物に乗用車で突入し、付近にいた黒田シマ子さん(当時86)と口池邦子さん(当時75)の2人をはねて死亡させた状況について、その責任を問われています。
これまでの公判で呉被告側は、事故当時はすでに意識を失った状態であったと説明し、事故を回避することは不可能だったとして無罪を主張していました。
しかし、4月21日の判決公判で大阪地裁は、呉被告が交差点に進入した際にハンドル操作を行っていた点に着目しました。裁判長は「失神していれば不可能な操作である」と認定し、被告側の主張を退けました。その上で、2人の尊い命が奪われた結果は極めて重大であると言及し、呉被告に対して禁錮3年の実刑判決を言い渡しました。


