金融機関から通帳などをだまし取ったとして、警察は、いずれもベトナム国籍で24歳の大学生の男と無職の男の2人を詐欺の疑いで逮捕した。
逮捕容疑によると、大学生の男は昨年3月、指示役とみられる無職の男から指示を受け、住所を移転させた上で複数の銀行口座を不正に開設。金融機関から通帳などを受け取り、見返りとして報酬を得ていた疑いが持たれている。
調べに対し、大学生の男は「間違いありません」と容疑を認め、これまでに6つの口座を開設したと供述している。警察は、これらの口座が特殊詐欺の資金移動に使われる「トンネル口座」であったとみており、把握された6口座だけでも半年間におよそ1億円超の入出金が確認されている。
事件は、別の詐欺事件で「出し子」として逮捕された別のベトナム国籍の男(24)の供述から浮上した。この男は20以上のトンネル口座を使用していたとみられ、関与した事件は170件、被害総額は約28億円にのぼるとされている。警察は組織的な犯行の実態解明を進めている。


