警察官装う特殊詐欺容疑、中国籍の男3人逮捕 被害金を移動させたか

警視庁などの合同捜査本部は21日、警察官を装った特殊詐欺に関与したとして、東京都荒川区に住む中国籍の会社役員、潘梓傲容疑者(23)ら中国籍の男3人を詐欺の疑いで逮捕した。

捜査関係者によると、潘容疑者ら3人は何者かと共謀し、2025年6月16日から7月1日にかけて、大阪府茨木市の50代女性に対し警察官を装って電話をかけ、「口座が犯罪に使われており、現金を調べる必要がある」などと虚偽の説明を実施。女性から現金510万円をだまし取った疑いが持たれている。

潘容疑者は、共に逮捕された別の男2人に対し、被害金の引き出しを指示する役回りを担っていたとみられる。警視庁は、潘容疑者らが複数の特殊詐欺グループから依頼を受け、被害金を口座から引き出す役割を専門的に請け負っていたと分析している。

2025年1月以降、同容疑者らが特殊詐欺の被害金など計約3億円を引き出したり、別の口座に送金して移動させたりしていた疑いがあるとみて、警察は組織的な資金洗浄の実態について詳しく調べている。