新名神逆走で6人負傷、ペルー国籍被告に懲役1年6月 津地裁判決

津地裁は8日、三重県亀山市の新名神高速道路で乗用車を逆走させ、6人を負傷させたなどとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)と道路交通法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)の罪に問われていたペルー国籍の無職、ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス被告(35)に対し、懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡した。

判決によると、被告は5月18日、新名神下り線を時速約15キロで逆走して周囲の走行を妨害。大型貨物車などによる玉突き事故を誘発し、計6人に全治約1週間から1カ月のけがを負わせたが、救護や通報を行わずに現場を立ち去った。

湯川亮裁判官は判決理由で、逆走中に停止した際、覆面パトカーを見て飲酒運転の発覚を恐れたために再び逆走を開始したと指摘。「身勝手で強い非難に値する」と述べた。一部の被害弁済が済んでいる点などを考慮しても、刑の執行を猶予することはできないと断じた。