実業家の前澤友作さんを名乗り、SNS上で虚偽の投資話を持ちかけて現金をだまし取ろうとしたとして、警察は男2人を詐欺未遂の疑いで逮捕した。
逮捕されたのは、千葉市在住の24歳の自称会社員の男と、横浜市在住で中国籍の無職の男(31)。2人は共謀し、北海道空知総合振興局管内に住む60代の女性から現金600万円をだまし取ろうとした疑いが持たれている。
警察によると、女性は2025年10月ごろ、「前澤友作さんが株を配る」などと記載されたSNSの投稿を見てコメントし、その後ダイレクトメッセージでやり取りを重ね、グループチャットに誘導された。そこで投資話を信じ、数百万円を指定口座に振り込んでいたという。
今年1月16日、別のSNS型投資詐欺事件で逮捕された容疑者の携帯電話のメールから、「北広島市に金を取りに行け」との指示内容が見つかり、警察が女性を特定して連絡を取ったことで、女性は被害に気付いた。
1月18日正午ごろ、24歳の男が女性宅を訪れ、実在する投資会社の社員を装って600万円を受け取ろうとしたところ、室内で待機していた警察官に現行犯逮捕された。
また、警察は女性宅周辺を徘徊していた不審な男を職務質問し、31歳の中国籍の男が関与をほのめかしたため身柄を拘束し、事情聴取の上、同日夕方に詐欺未遂の疑いで逮捕した。
24歳の男は「金に困って詐欺をした」と容疑を認めている。一方、31歳の男は「指示されて荷物を受け取りに来ただけで、中身が現金だとは知らなかった」として容疑を否認している。
警察は、2人がいわゆる「受け子」として闇バイトで集められた可能性があるとみて、指示役などの背後関係について捜査を進めている。


