偽造した昭和天皇在位60年の一万円銀貨を両替疑い 中国籍男ら逮捕、グループの一員か

偽造した一万円銀貨を本物と装い金融機関で両替したとして、警視庁と茨城、埼玉両県警の合同捜査本部は7日、偽造通貨行使の疑いで、中国籍で会社役員のシュエ・ジーウェイ容疑者(36)=東京都足立区島根=と、建築業の山口兼嗣容疑者(48)=同=のほか、日本人の男3人を逮捕した。警視庁捜査2課は認否を明らかにしていない。

偽造されたのは、昭和61年に発行された昭和天皇在位60年記念の一万円銀貨。合同捜査本部によると、昨年4月以降、7都県の信用金庫や農業協同組合など30の金融機関店舗に、同種の偽造銀貨およそ630枚が持ち込まれていたという。4人は国内の中国人や日本人で構成されるグループの一員とみられ、捜査本部は関係者の特定を進めている。

逮捕容疑では、昨年5月中旬から6月上旬にかけ、東京都内の3つの金融機関に偽造した一万円銀貨79枚を持ち込み、両替したとされる。

捜査2課によると、シュエ容疑者らは両替の際、窓口で記入する依頼書に偽名を使っていたという。被害店舗での初動対応や、防犯カメラ映像をもとにした追跡捜査などから関与が浮上したとしている。