福岡県内の金属スクラップを保管するヤードから大量の銅や銅線を盗んだなどとして、警察は11日、ベトナム国籍の男5人を窃盗や建造物侵入の疑いで逮捕・送検し、捜査を終結したと発表した。被害総額は約5660万円に上る。
逮捕・送検されたのはいずれもベトナム国籍の技能実習生で、住所不定、無職のグエン・ヒュー・チュオン容疑者(26)、チャン・マイン・ハン容疑者(30)ら男5人。
県警捜査三課によると、5人は2024年10月、福岡県田川市の金属スクラップヤードに侵入し、銅など約3.3トン(時価約489万500円相当)を盗んだ疑いで、今年1月に逮捕されていた。
その後の捜査で、5人は2024年6月から今年1月にかけて、北九州市や古賀市、山口県下関市などのヤードにも侵入し、銅や銅線など約41トン(被害総額約5660万9143円相当)を盗むなど、計22件の犯行に関与したとみられることが判明した。警察はこのうち13件について検察に送致した。
5人はSNSを通じて集められた匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」のメンバーとみられ、犯行前に県内の住宅に集合し、車で現場へ向かっていたという。
調べに対し、5人の大半は容疑を認め、「生活費が欲しかった」などと供述しているという。


