「当選金の不足分を支払え」SNS型詐欺で1億7500万円被害か 現金2千万円受け取ったベトナム国籍の男を逮捕

投資会社の関係者を装い、男性から現金をだまし取ったとして、埼玉県警蕨署は27日、詐欺の疑いで、ベトナム国籍で住居不定・無職の男(24)を逮捕した。

警察によると、男は2025年8月、氏名不詳の人物と共謀し、SNSを通じて戸田市の無職の男性(66)に「未公開株の抽選に当選した。不足分を支払う必要がある」などとメッセージを送信した。その後、同月19日午後0時40分ごろ、JR戸田公園駅付近の路上で、現金2千万円をだまし取った疑いが持たれている。

蕨署によると、男性は同様の手口で、振り込みや手渡しを合わせて16回にわたり、総額およそ1億7500万円を被疑者側に支払っていたとみられる。

男性のもとには、投資会社関係者を名乗る人物のほか、警察官を装う人物からも連絡があり、「犯罪に関与している疑いがあるため、さらに金を支払う必要がある」などと告げられていたという。その後、不審に思った男性が同年10月29日に警察へ相談し、事件が発覚した。

逮捕された男は、現金を直接受け取る「受け子」の役割を担っていたとみられている。調べに対し、「黙秘します」と話しているという。