福島地裁郡山支部は8日、福島県浪江町の太陽光発電所から銅線ケーブルを盗んだとして、窃盗や出入国管理法違反(不法残留)などの罪に問われていたラオス国籍のヴァンパチャン・カムシン被告(31)に対し、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡した。
判決によると、ヴァンパチャン被告は2025年5月、共犯者らと共謀して浪江町内のメガソーラー発電所に侵入。時価約330万円相当にのぼる銅線ケーブル30本を切断して盗み出した。
菊地真帆裁判官は判決理由で、被告が犯行場所の選定に関与し、現場で切断役を担うなど「犯行は計画的で手慣れており悪質である」と指摘。また、2018年の来日以降、約7年にわたり不法滞在を続ける中で犯行に及んだ点について「規範意識が鈍い」と断じた。一方で、反省の態度を示していることを考慮し、求刑懲役3年に対し懲役2年6カ月(執行猶予なし)とした。
本事件に関与したとされる他の被告2名に対する判決公判は、翌9日に同地裁支部で開かれる予定。



